いまや、腕時計がブレスレットのようにアクセサリー感覚になっているので、結婚式にマナー違反であることを忘れがち。
この記事では、結婚式というフォーマルな場に、レディース向け腕時計を身につけて参列する場合のふさわしい時計等をお伝えしていきます。
この記事で分かること
- 結婚式に腕時計がマナー違反である理由
- 結婚式にふさわしくない・ふさわしい腕時計
- 結婚式で着物×腕時計はアリなのか
- 結婚式にも身につけて参列できる腕時計の例
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Contents(目次)
結婚式に時計って本当はマナー違反
最近は、あまり知らない方も多いのですが、正式に言うと、結婚式に参列する時に時計をするのはマナー違反にあたるんです。
というのも「腕時計を身につける」=「時間を気にしている」=「早く帰りたい」=「新郎新婦に失礼」という印象を与えてしまうからです。
新郎新婦にとっては、せっかく、人生の晴れ舞台である結婚式なので、時間を気にせず過ごして欲しいですもんね。
ですので、もし、結婚する方が、あなたと近しい関係なら、一応、参列するお友達やご家族に相談すると良いですね。
結婚披露宴で、ご年配の親族や新郎新婦の席の近くに座るかもしれませんし。念のために、周りの状況を見て、式直前で外すということも選択肢に入れておくと無難です。
ケースバイケースで、個々の結婚式に応じて対処するのがベストです。
とはいえ、今や、時計もファッションの一部。
結婚式の時に、腕に何かアクセサリーをつけてないと寂しい…。
そういったオシャレの観点から、今は、腕時計をつけている方が圧倒的に多いですし、マナー違反であるという考えが薄くなってきました。
結婚式にふさわしいデザインの腕時計を選ぶことで、眉をひそめられることもないでしょう。
結婚式に身につける腕時計は上品なアクセサリー感が必要
結婚式に腕時計を身につけるのであれば、時計であると一瞬分からないアクセサリーのような華奢な腕時計が良いです。
つまり、次のような腕時計です。
- 小ぶりで上品である
- ブレスレットのような腕時計
- シルバー、ブラックなどの派手すぎない色
ドレッシーでジュエリーのような腕時計(いわゆるドレスウォッチ)は、結婚式のような慶事にはおすすめです。
一瞬、ブレスレットのように見えるので、腕時計だと分かりにくいですもんね。
色に関しては、一般的には、落ち着いた色味や、シルバー、ブラックなどの上品な色の腕時計を選ぶと良いです。
いかにも金色!(ゴールド)の腕時計は、悪目立ちしてしまう場合も。ギラギラしているものは避けましょう。
金属のスチールベルトでも革ベルト腕時計でもマナー違反にはなりません。ですが、どちらかというと、革ベルトの方がフォーマル度は高いです。
結婚式にふさわしくない腕時計とは
まず、結婚式にマナー違反と言われる腕時計は、ヒビが入ったものと汚れているもの。
というのも、ヒビが入る・汚れているということは、新郎新婦の関係が割れる=悪くなるということを表し、縁起が悪いとされるからです。
その他に、次の腕時計もマナーに反していると言われています。
- 文字盤が大きい
- 目立ちすぎる
- デジタル式
- カジュアルなもの
文字盤が大きかったり、ゴツイ、もしくは、カジュアルな腕時計はやめた方が無難です。
結婚式は儀式でありフォーマルな場なので、新郎新婦に失礼のないようにしたいですもんね。
クロノグラフ(ストップウォッチ)の機能がある大きめの時計、スポーツウォッチは、結婚式以外の時、アウトドアの時などに使いましょう。
一概にクロノグラフ全部が悪いとはいいません。シンプルで上品なクロノグラフ時計もありますからね。ただ、女性なら避けた方がいいモデルですね。
また、デジタル式の腕時計よりアナログ式の時計の針がある時計の方がフォーマルな場にふさわしい時計です。
これからは、時代の変化とともに変わっていく可能性はありますが、今のところ、スマートウォッチのような個性的な時計より、場の雰囲気に合った品のある時計を選びましょう。
ギラギラして目立ちすぎる腕時計を身につけると、写真で反射してしまったり、新郎新婦と一緒に写った写真で、主役より目立ってしまうかもしれないので注意した方がいいですね。
冬であれば、長袖で腕時計もあまり目立ちませんが、女性の場合、春~秋にかけて袖のないドレスで結婚式に参列、結婚披露宴に出席すると、腕時計が目立ってしまいますからね。
腕時計が気になって、結婚式で気が散ってしまってはもったいないので、前もって準備をしておきましょうね。
腕時計を含めた服装で新郎新婦におめでとうを伝えましょう。
夜の結婚式での腕時計マナーは昼と違い華やかさが必要
昼間の結婚式と違って、夜に行われる結婚式では、気を付けるポイントや服装のマナーが違います。
昼間は、キラキラと目立ちすぎるアクセサリーをつけず、肌を露出しすぎない控えめな服装、ファッションがマナー。
一方で、夜は、会場が暗くならないように、品のある華やかな服装がマナーとなります。
昼と違って、夜は照明の下で輝くアクセサリーの方がキラキラとして、場を華やかにしてくれるからです。
上品なイエローゴールドのジュエリーウォッチでもシンプルなデザインであれば、そんなに目立つことはないでしょう。
結婚式に着物で出席する場合の腕時計マナー
スーツやドレスではなく、着物で結婚式に出席する時のアクセサリーマナーってあるのでしょうか?
着物といっても、黒留袖の他にも振袖、訪問着、小紋、紬等色々な種類がありますが、主に2つに分かれます。
- フォーマル用着物
- カジュアル用着物
着物には、結婚式などで着るフォーマルな着物と、ショッピングやお出かけの時に着るカジュアルな着物があります。
フォーマルな場である結婚式に着物で参列する場合、腕時計はできるだけつけないのが基本マナーです。
カジュアルな結婚式で着る略礼装であれば別ですが、基本は身につけないと思った方がいいでしょう。
というのも、次のような理由があるからなんですね。
- 着物=和・時計=洋でイメージに合わない
- 着物を引き立たせるため腕時計は不要
- 腕時計をすることによって着物の袖口が傷つく
着物は引き算がコツだと言われています。
着物をメインで引き立たせるために、ピアスや時計などのアクセサリーは身につけない方が良いという考えがあるんですね。
腕時計をしない方が、手首が美しく見えると。
ただし、昔と比べると今は随分と考えも変わってきています。
プライベートで着る訪問着の場合は、腕時計をつけても大丈夫なので、着物に引っかからないような丸みのあるデザインの腕時計・レザーベルトの腕時計を選ぶと良いでしょう。
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結婚式に身につける腕時計ドレスウォッチおすすめ3選
結婚式などの冠婚葬祭やパーティ、高級ホテルでのイベントに重宝するのが「ドレスウォッチ」。
ドレスコードがフォーマル、セミフォーマルにふさわしいドレスウォッチとはどのような時計なのでしょうか?
- シンプルでエレガント
- 2針か3針の腕時計
- 黒革ベルトか金属ベルトの腕時計
- ケース(時計の数字を覆うフタ)は薄型モデル
- 文字盤のフォーマル度はホワイト>グレー=シルバー>ブラック
3針とは、長針(時)と短針(分)と秒針の3つの針があることを指します。
2針>3針で、シンプルな2針の方がよりフォーマル度が高いとされています。
ただし、日付表示の機能はあっても構いません。
ケース(時計の顔部分)は、長袖がかくれる程度の薄型タイプが上品。丸形の方がフォーマル度は高いですが、スクエアタイプ(四角)のケースも大丈夫な場合も多いです。
結婚式では、ゴツゴツした大きいモデルの時計よりも、上品で控えめな時計の方が、新郎新婦を引き立てますよ。
ドレスウォッチは、時間を気にせずその場を楽しんでいるというメッセージを送ることがマナー。
そのため、時計の存在を感じさせないような、小ぶりで薄型のケースの方が好ましいんです。
文字盤は、あまり気にしないかもしれませんが、黒文字盤より白文字盤の方がフォーマル度が高いので、白っぽい色の方が好ましいです。
細かく言うなら、時計の時間を表す数字も、バー(棒線)インデックス>ローマ字インデックス(Ⅰ~Ⅻ)>アラビア文字インデックス(1-12)の順にフォーマル度が高いとされています。
結婚式にふさわしい腕時計 ロレックス(ROLEX)
ロレックス デイトジャスト シルバー(左) 10Pダイヤ(右)
左側は、文字盤がシルバーで、バーインデックス(時刻を表す数字の部分が棒状)タイプ。
右側は、インデックスがダイヤ使用となっていて、見た目も華やかな腕時計です。
ステンレススチールなので、夏でも涼やかに身に付けることができます。ケースサイズが直径26mm。
結婚式にふさわしい腕時計 カルティエ(Cartier)
カルティエ ラドーニャ(左) バロンブルー(右)
カルティエは世界で初めて腕時計を作った実力派ブランドで、どのモデルをとっても人気のある高級ブランドです。
カルティエの中でも、ラドーニャとバロンブルーは、ドレッシーでエレガントなモデルになります。
ラドーニャは、フランス語で貴婦人(La Dona)。ブレス(手首部分)が太く、ワニの鱗をモチーフにしていて重厚感があります。
やや重さもあるため、個性的でオシャレ上級者向けにはなりますが、3年程度で生産終了となったのもあり、希少価値のあるモデルとなっています。
バロンブルーは、フランス語で青い風船(BALLON BLEU)。その名の通り、時計右側のリューズ(時刻を合わせる部分)に青いサファイアが使われています。
イギリスのキャサリン王妃も愛用していることで知られている比較的新しいモデル。
カルティエにしては、めずらしく丸いケースなんですよ。
とても女性らしいデザインであり、時計針の12の部分がローマ字インデックスで、カルティエらしいクラシカルで気品の漂う時計となっています。
結婚式にふさわしい腕時計 シャネル(CHANEL) プルミエール
黒文字盤ながら、ゴージャスなまさにブレスレットタイプの時計。
シャネルにとって初めての腕時計が、1987年に誕生したプルミエール(Premiere)なんです。
インデックス(時刻を表すメモリ)がなく、シンプルながらエレガント。忙しい女性でも時間に縛られず、自由に過ごして欲しいというデザイナーの願いが込められているんですよ。
さすがシャネルです!。
チェーンがブラック×シルバータイプのものとブラック×ゴールドタイプのものがあります。
その他にも、白文字盤やダイヤ付きモデルもありバリエーションも豊富。
お値段がROLEXやCartierほどお高くないのも魅力的です。
ジュエリーブランドならではのブレスレットのようなドレッシーさが、結婚式に華やかさをプラスしてくれますよ。
結婚式に腕時計を身につけて参列する時のマナー
結婚式に腕時計を身につけることは、従来の考え方だと基本的にはマナー違反になってしまいます。
ですが、今や腕時計もファッションの一部として楽しむ時代になり、結婚式で腕時計をすることが、随分許容されるようになってきました。
もし、腕時計を身につけて時間を確認したい場合は、お化粧直しをする時に確認したり、料理を食べながら、さりげなく視線だけ動かすなど、周りに気を遣うのがマナーですよ。
結婚式というおめでたい場にふさわしい腕時計を選ぶことで、時間を忘れて新郎新婦を祝いたいものですね。
そんな腕時計ですが、わざわざ、結婚式のために新調する必要はありません。
なぜなら、必要な時に時計を借りれる「レンタル」を利用するという方法もあるからです。
月額料金3,500円から高級ブランドの腕時計を借りれますし、使わない月は支払い不要と便利。
ハイブランドのバッグやアクセサリーも一緒にレンタルできる会社もあるんですよ。
高級腕時計は購入しても、数年に一度オーバーホールといって数万円かかる修理が必要になってくるので、メンテナンスもそれなり費用がかかってきます。
そう考えると、必要な時だけレンタルできるサービスの方がリーズナブル。
返却期限を気にせず高級ブランドの時計を楽しむことができるメリットがあります。
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