女性にとって、時計は時間を確認するためのモノだけでなく、ファッションの一部でもあります。
付け方の決まりや、長持ちさせる為の付け方などあるのか調べてみました。
この記事で分かること
- 女性向け時計の付け方にルールはあるのか
- 時計の付け方の傾向
- 長持ちさせる為の時計の付け方
- 洋服やアクセサリーとコーデする時の時計の付け方
腕時計サブスクサービスの徹底比較についての記事はこちら
Contents(目次)
女性の腕時計の付け方には決まりはない
実は、腕時計の付け方自体に決まりはありません。
なので、男性も女性も、時計を付けていても苦にならない位置に付けるのがベストです。
そもそも、腕時計が作られる前は、懐中時計をポケットから出して蓋を開けて、時間を確認していました。
しかし、戦争中に、懐中時計だと時間をすぐに確認できずに作戦を実行するのに不便なため、腕時計が開発されました。
そして、第一次世界大戦で兵士が腕時計を身に付けて、腕時計が普及し始めたという経緯があります。
そういった過去の経緯を考えると、腕時計の正しい付け方があったとは考えにくいですよね。
女性の腕時計の付け方は左右どちらでも良い
腕時計の付け方に決まりはないので、左右どちらの手に腕時計を付けてもOK。
ただ、腕時計を左右どちらにつけている女性が多いかというと左側が多いです。
というのも、利き手と反対だから。
結論として、左右どちらかというより、利き手と反対側の手に付ける女性が多いというわけですね。
- 字を書きながら時間を確認できるから
- 利き手(右手)で時計を付けたり外したりしやすいから
- 利き手(右手)に付けると腕時計を傷つけてしまうことが多いから
- リューズ(時計の右側にある時刻合わせ部分)を利き手で使えるから
利便性を考えると、確かに、利き手と反対側の手首に腕時計を身に付けた方がいいという理由が分かりますね。
- 利き手が左手だから
- 他の人とは違った身に付け方をしたい
- リューズが肌に当たらないようにするため
腕時計のリューズが、肌に当たって痛い・お肌を傷つけたくないという理由で右手にしている方もいます。
日本だけじゃなく世界でも、左利きより右利きの人が圧倒的に多いので、リューズも腕時計の右側にあるんです。
ただし、リューズは時刻を手動で合わせる機械式時計。そのため、電池で動くクォーツ型の時計の場合は、手動で時間を合わせる必要がないため、リューズがありません。
また、ダイビングをすると、左手にコンパスを付けるため、右手にダイバーズウォッチの腕時計を付けるという方も。
左右どちらが良いか分からない場合は、左右どちらにも腕時計をつけて、1日過ごしてみると良いですよ。
女性用腕時計の付け方は手首の内側か外側か
女性が腕時計を付ける時、手首の内側につける女性が多いのでしょうか?それとも、手首の外側、つまり、手の甲に時計のケース部分を持ってくる女性が多いのでしょうか?
やっぱり周りを見渡しても、手首の外側に腕時計をしている女性が圧倒的に多いですよね。
男性は、女性が手首の内側に時計のケース部分を持ってくる方が、奥ゆかしさや女性らしさを感じてグッとくるようですが。
これは、おそらく着物文化が関係しているとも言われています。
着物の場合、手首の外側に腕時計を付けていると、時間を確認する時に下着が見えてしまう可能性がなきにしもあらずだからです。
万が一、そういったことがないように、おしとやかな作法を身に付けるためにも、脇を開けずに手首の内側につけているとも考えられます。
着物に腕時計を付けないのが慣習となっていますが、訪問着などの着物を着ている場合には、腕時計を付けるというのも浸透してきてますからね。
- 腕が細く見えるから
- 女性らしく見せたいから
- チェーンベルトの腕時計だとブレスレットのように見えるから
なるほどですね~。手首の内側に腕時計のケースを持ってくる女性は、おしゃれ上級者かもしれませんね。
とはいえ、手首の外側に腕時計を付ける方が便利ということで、手の甲に腕時計を付ける女性がやっぱり多いです。
手首の外側に時計のケース部分を向けて腕時計をする理由がこちら。
- 時計を傷つけなくて済むから
- 時計をさりげなく確認できるから
- 時計が大きいと時計や肌が傷つくから
- 時計はファッションの一部だから
時計を傷つけなくて済むから
パソコンで仕事をしていて、手首の内側に時計を付けると、どうしても、パソコンや机、書類と時計がぶつかったりこすれたりして、時計にキズがつきやすくなります。
そのため、手首の外側に腕時計をつける女性が多いですよね。
時間を確認するのが楽だから
また、手首の内側に時計を身に付けると、接客中、時間を確認する時に、手首をひっくり返して時間を確認する必要があります。
その結果、お客様に不快な思いをさせてしまうかもしれません。
そのため、手の甲に腕時計をつけるという声もありました。
確かに、私も、お客さんと話している時に早く切り上げたいけど、わざわざスマホで時間を確認するのは失礼だし・・・という時に、さりげなく時計を見れるので、手の甲に腕時計をしていると便利だなと感じます。
また、お客さんも手の甲に腕時計をつけてると、話しついでにお客さんの時計に目をやって、時間を確認できるので便利ですよね。
ただ、左手にハンドバッグを持って歩いている時、左手首の内側を上にして歩いていませんか?
そういう時には、腕時計を手首の内側につけた方が、歩きながら時間を確認しやすくて便利だなと感じますね。
腕時計の大きさによっても付け方は変わる
時計のケースの直径が大きければ大きいほど、手首の外側、手の甲にケース部分を向けて身に付ける方が多いです。
というのも、腕時計のケース(文字盤を覆っている時計の顔部分)が大きくなればなるほど、物に当たって時計が傷つきやすくなるからです。
例えば、手首の内側に腕時計をつけていると、書類を持って運ぶのにも気を付けないといけないですからね。
手首の外側に腕時計を付けた方が、仕事や他の作業に集中しやすいです。
それだけでなく、ケース部分が大きいと、何かをしている拍子にリューズの部分が肌に当たってしまう可能性もありますもんね。
時計はファッションの一部だから
腕時計はファッションの一部。手首の外側に付けて、見せびらかす必要はないけど、なにも手首の内側につけて隠す必要もない。
ということで、せっかく腕時計をするなら、時計の顔であるケース部分を手首の外側につけるのが自然だという声もあります。
腕時計を長持ちさせるための付け方とは
腕時計の正しい付け方というのはないので、好みのサイズ感やフィット感でベルトを調整しても良いのですが、腕時計を長持ちさせるための腕時計の付け方があるんです。
実は、腕時計は手首にピッタリつけない方がいいんですよ。
時計のベルトを長持ちさせるため、そして、夏場に汗でべたつかないという快適性の面から、腕時計と手首の間に、人差し指一本入るくらいが丁度いいフィット感です。
多少、腕時計がズレてしまいますが、その方が、汗や湿気も抜けて、腐食や錆を防ぐことができます。
また、びったりつけていると、取り外しをする際にベルトを引っ張って負担がかかるため、若干ゆとりを持って時計を付けた方が、時計を長持ちさせることにもつながります。
革ベルトでも金属ベルトでも、高級時計となるとオーバーホールに意外と修理代金がかかってきてしまいますので、注意したいところですね。
指が長く見える腕時計の付け方
指が短いかも!?って思ったことがある場合は、腕時計の文字盤を中指ではなく、小指の延長線上当たりにずらしてつけると、少し指が長く見えます。
これは意外な発見ですよ!。私も「ウソだろー」と思って試しにやってみましたが、文字盤の位置をずらすことで、ベルトが見える部分が多くなるので、腕がほっそりと見える視覚効果があるんです。
ですが、時間が若干確認しにくくなるというデメリットもあるし、ベルト調整がゆったりだとズレてきます。
ですが、気になる方は、一度試してみてください!。
洋服とのコーデから考える時計の付け方
長袖を着る場合は、時計が隠れてしまいがちですよね。
肘を曲げても腕時計が見れずに面倒…。もしくは、時間を確認するたびに袖をめくると、ケース部分が傷つくからイヤだなと思ってしまいますよね。
洋服に合わせて時計を選ぶという方法もアリです。それでは、どんなことに気を付けると腕時計が合うのかお伝えしていきます。
長袖シャツ×腕時計の付け方
実は、長袖シャツから見える腕時計のバランスが重要なんです。
長袖シャツから腕時計の1/3が見えるくらいが丁度良いバランス。そうすると、腕を曲げた時に、腕時計全体が見えます。
腕時計がシャツ全体に覆われて見えなくなってしまうと、腕時計とのバランスが悪くなってしまいます。
また逆に、長袖なのに、時計全部が見えてしまうのもバランスが良くありません。
さらにいうと、長袖シャツの場合は、薄いケースの腕時計の方が、シャツの袖口と当たったり引っかかりにくいのでおすすめです。
ニット×腕時計の付け方
ニットにも薄手とゆったりめなニットがありますが、腕時計との相性というものがあるんです。
- ゆったりニット×ケース大きめの時計
- 黒いニット×茶色のベルトor ステンレスベルト
- 赤いニット×黒ベルトの時計
袖口が詰まったニットなら、そのまま腕に直接つけても、時計が見えるので便利ですが、ゆったりとしたニットの場合、腕時計が隠れてしまいますよね。
そんなゆったりニットの時は、ニットの上から時計を付けると意外にいいんですよ。
細い女性の腕でも、ゆったりニット×ケースの大きい腕時計がバランスよく映ります。
薄手のニットだと細めのベルトの時計が似合いますが、ゆったりニットの場合、ケースが大きい時計が似合います。
また、革ベルトや金属ベルトを洋服の上からつけるメリットとして、汗や金属アレルギーから肌を守ることができることも挙げられます。
ニットの袖口を折り返して時計が見えるようにしても似合いますよ。
仕事などで、黒ニットを着る場合は、同じ黒革ベルトだと、腕時計が目立たなくなってしまうので、ステンレスベルトなどの金属ベルトや、鮮やかな色の腕時計が似合います。
赤いニット×黒ベルトの時計もしくは、黒いニット×赤ベルトの時計も同じように、お互いの色を際立たせてくれるので似合います。
時計とアクセサリーとのコーデから付け方を考えてみる
時計を付ける時って、ピアス、指輪やネックレスなどアクセサリーとのコーディネートも気になりますよね。
腕時計とアクセサリーをうまくコーデするコツを3つ紹介します。
腕時計×アクセサリーのコーデのコツ3つ
腕時計は、アクセサリーとのコーディネートも関係してきますよね。次のような簡単なコツを紹介します。
- 同じ色でまとめる
- アクセサリーをたくさんつけない
- お肌の色味から腕時計の色を考える
ネックレスがシルバーなら腕時計もシルバー系にする、ウエストベルトが茶色なら、茶色系ベルトの腕時計にするなど、同じ色で統一すると、ごちゃごちゃした印象になりません。
なので、例えば、女性で結婚指輪を付けて仕事をしている場合、指輪と腕時計のパーツの一部の色と合わせるといいですよ。
また、アクセサリーを沢山つけても、目が疲れてしまいます。大きめな時計なら、+1つ(ピアスやネックレス)ぐらいにしたり、トータルで上品な印象に仕上げるのがコツです。
その他に、お肌の色によって腕時計を選ぶという方法もあるんです。
肌の色味がイエローベース(いわゆる、イエベですね)だと、ゴールド系の腕時計。
ブルーベース(ブルべ)のお肌だと、シルバー系の腕時計を選ぶことで、より肌が引き立ってキレイに見えます。
・イエベとは、黄色味を含んだ温かい印象の肌~血色がよいゴージャス系・キュートなグラマラス系
・ブルべとは、青っぽい色味を含んだ涼やかな印象の肌~清楚で上品系・クールビューティ系
簡単な方法は、金色と銀色の折り紙を手首の内側に当てて、どちらが似合うか確かめる方法。
因みに、シチズンのホームページに肌色タイプから似合う腕時計が分かるパーソナルカラー診断チャートがあったので、良かったら参考にしてみてください。
ただ、腕時計は楽しむもの。
女性用腕時計の付け方は自由!
男性でも女性でも腕時計の付け方に決まりはありません。
右手・左手や手首の外側・内側など、あなたなりの心地良い付け方をするのがストレスがない付け方です。
オシャレをするのは、3つの首(首・手首・足首)がポイントだと言われています。
洋服やアクセサリーとのコーディネートを考えて腕時計を付けると、さらに手首がキレイに見えますよ。
仕事やセレモニー、子供の行事、休日といったTPOに合わせて腕時計生活を楽しんでくださいね。
そんな時は、高級腕時計をリーズナブルにレンタルするという方法もあるので、気軽に試してみるのもアリですよ。